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林真理子『ビューティーキャンプ』正直なところ 私、美人じゃなくてよかった

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f:id:pooh70inu:20190224171712j:plain2021年3月2日更新

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 茶箱

ミス・ユニバースに興味のある人

女の美しさの戦いに興味のある人

におすすめしたい小説よ

 

林真理子『ビューティーキャンプ』

 

ビューティーキャンプ (幻冬舎文庫)

【著者】林真理子

【出版社】幻冬舎

 

あらすじ:女の戦いは容赦ない

 

秘書兼通訳、由希の転職先はミス・ユニバース日本事務局

新しいボスは、NYの本部からやってきたブロンドに10センチヒールを履き、美の伝道師としてメディアでひっぱりだこの美のカリスマ、エルザ。

 

エルザの元には、選りすぐりの美女12名が集結し、ミス・ユニバース・ジャパンを決めるための運命の2週間キャンプが始まる。

つまり女たちの闘いが始まるのだ

 

カッコいいフレーズ

 

日本人の通訳由希が、ミス・ユニバース日本事務局のトップディレクターであるエルザに話す言葉。

 

 

由希: 「日本では、可愛い女の子は子どもの頃からいろいろ気を遣うんですよ。他の女の子から嫌われないように、目立たないようにってね。」

エルザ:「ふぅーん、くだらないわね」

 

 

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 茶箱

アハハ、たしかに!

「和」を大事にする日本人的な考えなのよね、きっと。

小中学校時代を思い出すと、可愛い女の子だけでなく、ちょっと目立つことがある子は、自分ではひっそり隠れていたような気がします。

 

 

「日本の女の子たちは甘ったるいの。野心をむき出しにすることを怖れている。欲のないふりをしていれば敵をつくらないと考えているんだわ。」

 

 

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 茶箱

これはエルザの言葉

 

「野心」

私の人生の中では、あまり会話にでてきたことのない言葉よ

エルザは、そういっても「野心」を持つより、敵がいない方がいいのよねよ

 

私がミス・ユニバースに参加する美女だったら

もしくは、ミスユニバース日本事務局のトップディレクターのエルザさんだったら。

はたまた、ミスコンを身近なところで表舞台も裏舞台も見ることのできる立場であるエルザさんの秘書兼通訳、由希さんになってみたら。

と、いろんなパターンでストーリーを楽しめますよ

 

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 茶箱

ちなみに私が、エルザさんの秘書兼通訳の由希さんになったら

 

毎日エルザさんについて、精神的・体力的にもすごく疲れそうだけど、普通では味わえない世界をのぞけることにワクワク、ヒヤヒヤするかな?

 

憧れの世界を生き抜くために、誰もが必死で食らいつく世界がこの世の中にあることを知ってしまう自分は、汚いやり方や、嘘にも見ないふり、聞かないふりをして、この世界を見つめ続けると思うわ

 

本『ビューティーキャンプ』は、ノンフィクションだけど、リアルな”ミス・ユニバース”の世界をのぞいている気分になれます。

 

林真理子さんの小説は読みやすいので、自分が小説の中に入り込んでいるってしまう感覚になるんですよね。

 

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 茶箱

林真理子さんの『ビューティーキャンプ』を読んだあと「私、美しくなくてよかったな~」と真剣に思ってしました(笑)

 

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 茶箱

明らかにエルザさんって、あのミス・ユニバース・ジャパンの公式栄養コンサルタントのエリカ・アンギャルさんがモデルですよね?

 

紹介した本はこちら