茶箱
中野流アート鑑賞法とは……?
謎解きサスペンスだ!!
●サスペンスドラマが好きな人
●世界の歴史を勉強したい人
●アートに興味のある人
『欲望の名画』中野京子
名画をみることで人間の欲を暴き出す。
おもしろくもあり、ちょっと怖い本です(笑)
中野流アート鑑賞法を楽しむ
中野京子さんといえばあの「怖い絵」展を監修した人。
「怖い絵」展といえば、大人気でディズニーランドのような待ち時間を記録したという伝説の展覧会です。
☝「怖い絵」展の作品を集めた本 夜読むのは怖すぎ
あの展覧会では、中野さんのアート鑑賞法「絵は感性だけで見るのではなく、絵の背後に隠されたものを知るべき」という方法に驚きながらも絵画鑑賞を楽しんだ人は多いはず。
この本でも中野さんが推奨しているアート鑑賞法で名画が楽しめるようになっています。
今回は名画を見るだけではわからない隠された欲望をみつけるのです。
聞いただけでもワクワクしますよね。
さあ、さっそく欲望うずめくサスペンス劇場を味わいましょう。
本『欲望の名画』とは?
世界の名画をみながらその名画に隠された欲望を暴き出します。
1作品は5~8ページほど
愛欲、物欲、生存保存などに分かれた欲望名画26作品が楽しめます
役立ちポイント3点
①読み切りタイプ
ひとつの名画につき数ページほどで読めるので、電車に乗っている時やトイレなどで細切れ時間でも読めますよ。
ちょっとした待ち時間などの時間つぶしにも役立ちます。
新書なので持ち運びも便利です。
②名画鑑賞ができる
世界の名画が鑑賞できます。(日本画はなし)
本に登場する名画にはダ・ヴィンチ『最後の晩餐』やフェルメール『真珠の首飾りの女』など、だれもが見たことのある作品も。
「え~、この美しい作品のどこに欲望が描かれている?」と思うような作品がぞくぞく出ていきます。
③西洋の歴史がわかる
名画に隠された欲望を読み解くことで、その名画が誕生した国やその当時の社会がわかるのです。
名画を鑑賞しながら西洋の歴史の勉強ができてしまいますよ。
紀元前300年代の古代ギリシャ、1860年代産業革命を迎え鉄道が一般的になったイギリスなどがこの一冊で学べます。
まとめ
茶箱
「名画をみながら謎解きが楽しめるよ」
中野京子『欲望の名画』はいかがでしたか?
中野京子先生が推奨する謎解き名画鑑賞を楽しめる本ですよ。
ワクワクしながら人間の欲の深さを味わってくださいね。