『ミドリ薬品漢方堂のまいにち漢方―体と心をいたわる365のコツ』
365日 自分の体は自分でいたわることから始めよう
どこかしらどことなく体の不調が続いていると感じていませんか
きのうは腰が痛かったけれど、今日は膝がいたい、なんとなく体が重い日もあるし、肩こりがひどい日もある。
私自身は自分の体って結局自分しかわからないし、自分しか面倒みてあげられないとようやく気づいたのは、仕事も人間関係も上手くいかなくなったときでした。
年がら年中風邪をひいて、まいにちどこかしら体が痛かったり不調が続き、精神的にも身体的にも絶不調だったときにお世話になったのが町の漢方ショップ。
個別に処方してもらって強烈な独特な香りのする漢方を飲み続け1か月、びっくりするほど体調が整ったことを覚えています。
たまたまそのときの自分にぴったり合った漢方だったと思うのですが、漢方パワーのすごさにおどろき、それ以来漢方パワーを信用しています。
最近、渋谷にオープンした「東急プラザ渋谷店」にも漢方ショップが入っていますし、漢方ブームがじわじわとやってきている感じです。
本『まいにち漢方』とは?
作者は櫻井大典さん
1948年創業の「ミドリ薬品漢方堂」の三代目、アメリカのカルフォルニア州立大学で心理学を学び「イスクラ中医薬研修塾」で中医学を学んだそうです。
ツイッターもやっていて人気があるそうです。
本では、なんとなく感じる体の不調への対策となるヒントが、1日ひとつ紹介されてます。
1日1ページ
季節にあった不調対策ヒントが書かれているので、気になったものをぽつぽつと挑戦できます。
気合たっぷりでなくても気軽にやってみようかな~ぐらいの気分で始められますよ。
日によって書かれている内容
その日その日によって書いてある内容が異なるので飽きることなく読み進められます。
・中医学の基本
・その事柄の原因や症状の説明
・食べものによる対策
・日常生活による対策
が日毎に書かれています。
あるあるですが、日にちごとに書かれているとぜったい自分の誕生日の内容が気になりますよね。
「悩み・知りたいこと別索引」あり
巻末には「悩み・知りたいこと別索引」がついているので、その日の体調によって症状の対策をすぐに調べられます。
もう毎日でも調べたくなるくらいの体の不調のオンパレード!
よくある体の不調が山のように載っています(笑)
肩こり
腰痛
めまい
頭痛
足がつる
冷え性
口内炎
などなど
あれもこれも気になる不調が満載という人も多いはずです。
例えば12月は?
”寒さ”による体の不調への対策が多く載っています
冷え
風邪
下痢
乾燥による不調
忙しい時期にはストレス緩和対策
体のバリア機能のある食材
など
寒さ乾燥だけでなく、忙しい年末、忘年会シーズンに合わせて発生する体の不調に対応できる漢方ネタが書かれています。
季節によって体の不調は異なるので、日毎に書かれた漢方ネタはほんとうにありがたいですよ。
やさしいイラスト
表紙に描かれているイラストとてもかわいいですよね。
そうなんです!この本の魅力はこのイラストにもあります。
花松あゆみさんが手がけているイラストは版画のような・スタンプのようなデザイン。
とってもやさしい感じが出ています。
イラストを見るだけでもほんわか体が温まり血のめぐりが良くなりそう。
イラストはあちこちのページに登場するので、花松さんのイラストも十分楽しめる本になっています。
花松さんのホームページによると作品の多くはゴム版画制作作品だそうです。消しゴム版画に近いものですかね。
大人気テレビ番組「プレパト」でもスタンプハンコって人気があります。
ちょっとマネして挑戦したくなります。
本につかわれている紙もやさしげなピンク色、黄緑色、水色になっていて、本自体が私たちを癒してくれるものになっていますよ。
家族に一冊ほしい本
漢方というと難しいのかな?と思ってしまうかもしれませんが、本『まいにち漢方』ではただ文章が書いてあるだけでなく症状に対するチェックリストがついていたり、不調対策レシピがあったりと読みやすく、内容がわかりやすくなっています。
イラストもあり飽きることなく読めますよ。
気になる不調にもつかえますし、家族を気遣ってその時期にあった料理をしたり。
家族がそれぞれ気になる体の不調を探して対策してみることができるので、 一家に一冊ほしい、バイブルのような本です。
本をよむことで、不調になる前に「気をつけなくちゃ」と気づくこともできますよ。
本を読んでいると、体の不調って「あれ?」と思う直前の「むむむ?」のとき、不調になる前に気づけるようになれると思います。
会うたびに体の不調を訴えてくる実家の母親にプレゼントしようかなと思っています。
まとめ
茶箱
「一家に一冊常備しておきたい本だよ」
本『まいにち漢方』はいかがでしたか?
自分の不調はなにが原因なのか、どうすれば不調が良くなるのか考えて実践できるのは自分自身だけなんですよね。
自分を労わってあげようと思える本ですよ。
*不調がひどい、続くようでしたらきちんと病院へ行ってくださいね(笑)