茶箱
美術展で絵画をただ見るだけでなく「その絵画の背景がわかるともっとおもしろいだろうな~」と思っている人に『366日の西洋美術』を紹介するわ
毎日毎日この本を読んだら、きっと絵画を見る力と一緒に、歴史力も身につくのよ
『366日の西洋美術』
● 作品は7つのテーマに分かれていている
● 1日1ページ読む形式の本
● 写真(カラー)が多く読みやすい
● 絵画を学びながら西洋史も一緒に学べる
● 小学高学年以上くらいから読める
★7つのテーマ
7つのテーマに分かれていて、このテーマが順番に繰り返され曜日ごとに同じテーマが学べるようになっています。
①美術史
②主題
③ジャンル
④画家の逸話
⑤画法の技術
⑥謎・フェイク
⑦周辺
★1日ごとに1ページ
上半分に絵画作品とタイトル、下半分に作品説明、ページの最後2~3行に「もっと知りたいメモ」がついています。
茶箱
作品説明では、その絵画にまつわる当時の画家たちについてや社会情勢についてなどが書かれているの
名画を学ぶと同時に、絵画に影響を与えた社会背景や、絵画の制作技法、画家たちのプライベート、絵画に隠された秘密なども一緒に学べちゃうのよ
*登場する作品は制作年や画家の出身地などは関係なく、ごちゃごちゃの順番で登場します
*オールカラー
絵画例① ムンクの《生のダンス》
茶箱
ムンクが巻き込まれた恐ろしいストーカー事件が起きることを予言していた!といわれる絵画だよ
「生・愛・死」を意味する白、赤、黒のドレスを着た、当時のムンクの彼女トゥラが描かれています。
作品の真ん中で赤(愛)のドレスを着た彼女とムンクは仲良くダンスを踊っているのだけれども、実はこの後の二人は……
そしてムンクに起こる事件とは!
絵画例② ロートレック《ムーラン・ルージュ・ラ・グーリュ》
茶箱
ポスター芸術、ロートレックの代表作といわれる作品だよ
当時人気だったダンスホール「ムーランルージュ」のポスターで、店の看板踊り子ラ・グーリュが足を大きく上げて踊っている姿が描かれています。
当時のパリの華やかな雰囲気が伝わる作品ですよ。
絵画③ カイユボット《パリの通り雨の日》
茶箱
カイユボットは印象派のメンバーをお金で支えたパトロンであり画家だよ
ナポレオン3世による大改造後、石畳で舗装された当時のパリの街路が美しい絵画です。
その街路を歩く傘をさす男性と女性もお上品。
カイユボットの育ちの良さも伝わる作品になっています。
茶箱
『366日の西洋美術』は、1年かけてたっぷりと西洋絵画を学べる本だよ
西洋史も一緒に学べて、絵画がこんなにも知識の宝庫であるのにビックリ
自分の誕生日はどんな作品が登場するか気になるよね、お気に入りの作品だといいね
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