茶箱
知っているかしら?
地球上の生物は40億年前地球上に誕生してから現在まで、なんと5度の大量絶滅を体験しているのよ
絶滅生物といえば恐竜を思いうかべるけれど、実は恐竜以外にもこの地球上に存在した多くの生物が絶滅してしまっているの。
会ってみたいわ、絶滅生物
『絶滅生物図誌』
著者:チョーヒカル (著)
出版社:雷鳥社
発売日:2018/5
*オールカラー
ざんねんながら今や絶滅してしまった生物たちに出会うことができる夢のような本『絶滅生物図誌』を見つけました
本『絶滅生物図誌』は、見開き2ページに1つの絶滅生物が紹介されています。
●1ページ目
絶滅生物のイラストと名前
分類、生息年代(絶滅年)、分布地、全長といった基本情報
●2ページ目
その生物の特徴
どうやって発見され、どうして絶滅してしまったのかなどが書かれている
紹介されている絶滅生物は「水の生き物」「有翼の生き物」「陸の生き物」に分類され、そのなかで古生代~中生代~新生代の年代順に並べられています。
茶箱
衝撃の絶滅生物を楽しみながら、なんで多くの生物たちが絶滅したのかを考えるきっかけになったわ
人間によって絶滅してしまった生物が多いのよ
なんだか申し訳なく感じてしまったわ
衝撃‼絶滅生物 ①パキケトゥス
*5200万年前に生存、生息地は現在のパキスタン、全長は1.8メートル
水の生き物に分類されているのですが、見た目は全身毛でおおわれていて「やや耳が小さめのオオカミ」
水辺や陸で大半を過ごして魚を捕るために川へ入っていたそう。
ヒヅメをもったクジラの祖先だそうです。
茶箱
想像できたかしら?
文字で表現できないほどの衝撃生物なのよ
衝撃‼絶滅生物 ②ドードー
1681年絶滅、分布地はインド洋にうかぶモーリシャス島、全長1メートルで25キログラム
ルイス・キャロルの『不思議な国のアリス』に登場する、ダチョウのような生物
1598年大航海時代オランダの艦隊によって発見されます。
この時、翼はあるのに退化して飛べなかったそう。
ドードーは、なんと発見されたそのわずか83年後には絶滅してしまいました。
現在、英国オックスフォード大学の博物館に標本と絵画があります。
茶箱
「あ~、あの鳥みたいな生き物か~」と姿を思いうかべることができる人も多いはず
あの生物は、実際に存在していたかと驚きだったよ
衝撃‼絶滅生物 ③プラティベロドン
2300万年前から500万年前に生存、分布図地はヨーロッパ、北米、アフリカ、全長4メートル
陸の生物、ほ乳類
「顔面がシャベルのへんてこ象」と書かれています。
下アゴが長く突き出していて、その先端に2枚のシャベルのような平たい牙がついているのです。
この牙で植物の根を掘り出し食べていたそうですよ。
肩の高さは1.7メートルぐらいと象にしては小型。
茶箱
ほんとうにヘンテコな生物なの(笑)
こんな生物が存在したなんて、不思議よ
巻末コラムもみのがせない
現在の絶滅危惧種の紹介
2017年のレッドリストにあがっている生物は2万5821種
そのなかでも、わたしたちになじみのある生物オカピやスマトラトラなど、動物園で見られる生物が紹介されています。
絶滅生物の料理レシピ
今では決して味わえない絶滅生物を使った料理レシピが提案されています
トードーのもつ煮など、おいしそうな?料理もあり
茶箱
チョーヒカル『絶滅生物図誌』を読むと、衝撃的な生物に驚きまくりだよ
リアルな世界ではぜったいに会うことのできない絶滅生物に会える夢のような本であり、なぜこれらの生物が絶滅してしまったのか?を考えるきっかになる本でもあるよ
▼紹介した本はこちらから