日本には専門性の高い小さな美術館が多くあります。
実は、小さな美術館には展示内容だけではない知られざる魅力がたっぷりつまっているんです。
人気企画展を開催している大型の美術館にしか行ったことがない人に、ぜひ読んでみてほしい本、美術館の魅力が発見できる5冊を紹介します。
もちろん美術館に詳しい人にもおすすめ。
あなたでもまだまだ知らない美術館の魅力があるかもしれませんよ。
日本の美術館 知られざる魅力を発見する本5冊
レストラン、庭園、カフェ、茶室、ミュージアムショップなど。
美術館には知られざるステキな場所がたくさんありますよ。
「人生も作品!芸術家たちのプライベート美術館」
この本で紹介されているのは、特定の芸術家の作品や、ゆかりのある作品・資料を所蔵し、公開している専門性の高いプライベート美術館です。
作品をとおしてその芸術家自身がどんな人だったか、どんな暮らしをしていたのかも見えてくるプライベート美術館の楽しみを味わえます。
本の内容
・第一章:芸術家自身が暮らした家、アトリエを生かした美術館 14人18件
・第二章では、芸術家のゆかりの地に建つ美術館 11人13件
合計芸術家25人、関連美術館合計31件が掲載されています。
1人の芸術家に対して4~8ページで紹介
・芸術家についての紹介(どんな人だったのか、どんな作品があるのか、芸術家とゆかりのある人など)
・芸術家の美術館を紹介(建物、見どころなど)
ゆかりある美術館が二つ三つある場合もあり。
本の特色
★オールカラー(巻末は2色刷)
★巻末付録
・美術館データ(開館時間、休館日、料金、所在、交通)
・美術館マップ
・掲載作品リスト(芸術家ごと)
「カフェのある美術館 素敵な時間をたのしむ」
作品をみるだけが美術館の楽しみではないと教えてくれる本です。
本を書いた青い日記帳さんは今まで足を運んだ展覧会は7000件以上、毎日アートブログを更新し続けているアートブロガーです。
美術に詳しい青い日記帳さんが紹介してくれるのは、美術館に併設されたカフェ・レストラン。おしゃれな雑誌に特集が組まれそうな素敵なカフェばかりでびっくりします。
美術館へ行く目的がカフェでもいいですよね。
カフェ・レストランだけでなく美術館自体についての紹介もあります。
本の内容
・レトロな美術館カフェ・レストラン 5件
・緑と陽だまりの美術館カフェ・レストラン 6件
・一度は訪れたい個性的な美術館カフェ・レストラン 7件
・料理が美味しい美術館カフェ・レストラン 4件
・カフェのある博物館・文学館 3件
1つの美術館について4~10ページで紹介
・美術館カフェ・レストランを紹介(内観・外観・メニューなど)
・美術館自体の紹介(建物・庭園・展示品・ショップなど)
・美術館データ(開館時間、休館日、料金、所在など)
*カフェのある博物館・文学館は1ページで紹介
本の特色
★オールカラー
★巻末付録
・まだまだある美術館カフェ4件
・掲載美術館&カフェ・レストランデータ
「カフェのある美術館 感動の余韻を味わう」
前作の「カフェのある美術館」の第2弾!が登場
本書では前回改装中で掲載できなかった美術館カフェや、地方の「隠れた名店」として人気の美術館レストランが紹介されています。
前作よりも地方の美術館が多めに紹介されているので、美術館好きな人でも「行ったことのない」「知らなかった」美術館に出会う確率は高いはずです。
作者は前回同様今まで足を運んだ展覧会は7000件以上のアートブロガー青い日記帳さんです。
本の内容
・水辺でくつろぐ美術館カフェ・レストラン 6件
・アートビレッジで満喫する美術館カフェ・レストラン 4件
・本格的な料理が味わえる美術館カフェ・レストラン 5件
・独特な空間が楽しい美術館カフェ・レストラン 7件
・カフェのある博物館・文学館 3件
1つの美術館について4~10ページで紹介
・美術館カフェ・レストランを紹介(内観・外観・メニューなど)
・美術館自体の紹介(建物・庭園・展示品・ショップなど)
・美術館データ(開館時間、休館日、料金、所在など)
*カフェのある博物館・文学館は1ページで紹介
本の特色
★オールカラー
★巻末付録
・まだまだある美術館カフェ4件
・掲載美術館&カフェ・レストランデータ
「美術館へ行こう ときどきおやつ」
料理や雑貨、テーブルまわりのスタイリストとして活躍する伊藤まさこさんが紹介してくれる美術館案内本です。
かわいいものを探し紹介してくれる伊藤まさこさんの丁寧な暮らしぶりは女性のあこがれ。
そんな素敵な女性伊藤さんの教えてくれる美術館とちょこっとおやつ情報が書かれています。
掲載されている美術館は北海道から鹿児島まで合計24件。
どの美術館も小さな美術館ですが、さすが伊藤さんのセレクト美術館だけあって掘り出し物的な素敵な美術館ばかりです。
伊藤さんが美術館を訪れて楽しんでいる写真が本に掲載されています。
写真の伊藤さんが本当に楽しそうで、本を読むとどの美術館も訪れてみたい気持ちがさらに強くなりますよ。
本の内容
本書で紹介している美術館数
・東京都 9件
・北海道 2件
・石川県 2件
・岐阜県 2件
・京都府 2件
・長野県・千葉県・神奈川県・静岡県・三重県・香川県・鹿児島県 各1件
1つの美術館について6~8ページで紹介
・美術館自体の紹介(建物・庭園・展示品など)
・美術館データ(開館時間、休館日、料金、所在など)
・美術館ちかくで食べられる買えるおやつの紹介
本の特色
★オールカラー
「企画展だけじゃもったいない 日本の美術館めぐり」
美術館に行ってみたいけれど「敷居が高いな」「行列や混雑がいやだな」と思っている人に、ぜひ読んでほしい本です。
全国各地の美術館をふらりと立ち寄って楽しんでもらうことを提案しているガイドブックのように美術館を紹介してくれます。
作者は美術館訪問が日課というフリーライターの浦島さんです。
雑誌やテレビで大々的に宣伝している期間限定の「企画展」を行っている美術館ではなく、この本ではその美術館が意志をもって収集し所蔵している作品を展示する(常設展あり)美術館が紹介されています。
日本にはこんなにもたくさんの美術館があることにびっくり。
この本を片手に日本一周美術館の旅をしたくなります。
本の内容
・北海道から九州・沖縄まで102件の美術館を紹介
1つの美術館について1~2ページで紹介
・美術館自体の紹介(建物・庭園・展示品など)
・美術館データ(開館時間、休館日、料金、所在など)
本の特色
★オールカラー(巻末は2色刷)
★コラム「日本各地のモネ<睡蓮>をめぐろう!」などあり
まとめ
アート作品を見るだけではない、知られざる美術館の魅力を発見できる本5冊の紹介はいかがでしたか?
日本全国にある美術館の魅力再発見の参考にしてくださいね。
紹介した本リスト