2021年4月21日更新
茶箱
「次に読みたい本が見つからないな」と思ったら、日本最高峰の東京大学に通う現役大学生が選んだ、今読むおすすめ本を参考にしてみませんか?
『現役東大生が選ぶ いま読むべき100冊』
著者:西岡壱誠
出版社:光文社
発売日 :2019/2
作者は東大生の西岡君です
「東大生が○○した」
「東大生の○○」
学歴社会を良としない世間でも「東大生」って強く人を惹きつけるキーワードですよね。
この本はその「東大生」というキーワードが、ばっちりタイトルに入っています。このキーワードが入っただけですが、今後この本は話題になるはずと思っています。
作者の東大生西岡君は異色のプロフィールをもっています。
かつて偏差値35しかなく、高校三年生の模試の成績が偏差値35、英語の成績が3点、数字の成績が18点だったそう。そんな西岡君が東大に合格できたのは、さまざまな本を読んだからだと書かれています。
まあ、本好きのだれもが「私も本けっこう読んだけれどね、東大には入れなかったよ」とつっこみたくなりますが。
テーマは10個
『現役東大生が選ぶ いま読むべき100冊』はテーマごと10章に分けて各10冊、合計100冊が紹介されています。
作者の東大生西岡君はそれぞれの本のあらすじを紹介しているのではなく、
「自分はこんな風にこの本を読んだよ。」
「この本をこんな風に解釈したよ。」
「この本をこんな風に活用したよ」
ということを書いています。
茶箱
東大生からみたおすすめ本の紹介なのよ
東大生西岡君がセレクトした本の紹介文章はわかりやすく、本への興味をかきたててくれます。
簡単にさらっと書いた風の文章なのですが、書いた西岡君の知性が感じられる文章です。
紹介本100冊どんな本?
『現役東大生が選ぶ いま読むべき100冊』に登場する本は、小説・マンガ・ライトノーベル・古典・ビジネス本まで、さまざまなジャンルがそろっています。
高校生から大人まで楽しめる(中学生くらいでも読める本もあります)ブックリストになっています。
作者の東大生西岡君の選んだ本は、東大生というよりも本が好きな人ならだれもが「読んでみたいな~」というクセのないものがほとんど。
セレクトされた本からは「難しそうな教養本からよりも読みやすい現代小説や新書・マンガから、実際の社会や歴史、生き方などを学ぼうよ」という作者の東大生西岡君の気持ちが伝わってきます。
章(テーマ)ごと読みたい本1冊を選んでみた
自分の好みの本だけを読む楽しさもあります。でも『現役東大生が選ぶ いま読むべき100冊』は、まんべんなく様々なテーマの本を読んでいくことを、これからの読書に取り入れていきたいなと思わせてくれました。
各章ごとに自分の読みたいなと思った本を1冊ずつピックアップしてみました。
わずか10冊だけを見ても、この本で紹介されている本のジャンルが多岐にわたることがわかると思います。
1章 自分の「生き方」を見つめ直す現代小説10
読んでみたい本:『しゃばけ』
2章 明日」に希望を持つための小説10
読んでみたい本:『アーモンド入りチョコレートのワルツ』
3章 世界の「いま」を知るための政治・経済本10
読んでみたい本:『ポートランド 世界で一番住みたい街をつくる』
4章 人の「心」を知るための漫画10
読んでみたい本:『毎日かあさん』
5章 科学技術が発展する「未来」を知るSF10
読んでみたい本:『虐殺器官』
6章 深く「世界」を知るための評論10
読んでみたい本:『ツァラトゥストラかく語りき』
7章 「想像力」を高めるためのライトノベル10
読んでみたい本:『悲鳴伝』
8章 広く「世界」を知るための文学10
読んでみたい本:『羊と鋼の森』
9章 これからの時代を生き抜く「教養」を得るための実用・教育本10
読んでみたい本:『サピエンス全史』
10章 「人間」の心を深く知るためのミステリー10
読んでみたい本:『長い長い殺人』
西岡君の紹介した本を読んだ後に、自分はその本をどんなふうに感じるのか、その本をの内容をどんなふうに活用できるのか楽しみです。
まとめ
茶箱
「自分にぴったりの本に出会えるといいな」
いかがでしたか?
東大生西岡君が選んだ本はどんなものがあるのか気になりますよね。
この本『現役東大生が選ぶ いま読むべき100冊』を参考に夏休みに読みたい本、今自分が読むべき本のリストをつくってみませんか。