「わざわざお金を出してまで花を買って飾るのはめんどくさいな。」
「どんな花を買っていいかわからないし、そもそも花ってどこで買うの?買ったことないよ」
かわいい花を家に飾りたいと思っているけれど、なかなか実践できていない人いませんか?
そんな人に読んでほしい本『生け雑草』があります。お金をかけないで家にかわいい花を飾る方法を教えてくれます。
『生け雑草』
著者:小林南水子
出版社:柏書房
発売日 :2017/6
作者の小林さんは、2016年4月から1年間、自然の中に咲いている草花を採取して飾り、写真に撮ってインスタグラムに公開する生活を1年間365日続けたそうです。
本には、そのインスタグラムで公開した365日の草花から選ばれた110の草花たちが掲載されています。
オールカラーで、1ページごとに草花1作品が掲載されています。作品ごとに草花の名前、その草花についての豆知識が書いてあります。
草花作品は春夏秋冬と季節ごとに紹介されています。
花を生ける器(花器)についてもきちんとメモされています。
生ける草花にあわせて大きさ・高さ・色がきちんと考えられた花器が素敵なのも見逃せませんよ。
雑草もかわいい花や草
作者の小林さんは冬には七草も生けちゃうし、夏はアサガオやゴーヤを生けています。
洗濯モノを干すために庭にでたら、家のまわりを散歩していたら、庭や道端で見かけるかわいい草花。
小林さん「ふと気づけば自然のあちこちにかわいい草花があふれている」と語っています。
私たちも小林さんを見習って「あのかわいい花を生けてみたらどうだろうか」と思ったらさっそく採って生けてみましょう。
世の中では雑草とよばれているような草花も、きちんと生けてあげればかわいい飾り花になります。
生け方は自由
華道やフラワーアレンジメントのレッスンではないので、生け方の法則はなく、作者の小林さんは自由に生けているそうです。
自分の感性にしたがって、思った通りに生けられると思うと気軽に挑戦できますよね。
茶道で有名な千利休は「茶花は野にあるがままに生けよ」と言っています。
どうしていいかまったくわからなかったら、利休の言うように草花が自然の中で咲いてたままの姿を思い出して生けてみるのがおすすめ。
どんな草花も生き生きとした姿のまま生けられます。
花器も自由に選ぼう
花を生ける器(花器)が素敵だと、だいたい生けた花草花も見た目がかっこよく決まるようです。
花器は高級なもの、有名な窯元やブランドのものでもなくても問題なく使えます。
本の中ではビール瓶や、薬の空き瓶、コンビーフの空き缶、古いガラスコップなどがつかわれています。
ジャムの食べ終わったあとの小さな瓶、ワインを飲んだ後の口の小さな背の高い瓶などが活躍しそうです。
気を付けたいこと
自宅の庭から摘み取った花なら問題ないでしょうが、よそのお宅の草花は勝手に採ってはいけません。
公園などの公共施設に咲いている花はきちんと整備され、みんなが楽しむものなので摘まないと作者の小林さんは本に書いています。
あたりまえのことですが、雑草といえどもマナーを守って摘み取るが大事ですよね。
ちなみに小林さんは主に駐車場に生えたものを採取しているそうです。
まとめ
茶箱
「明日花を探しに行こう。楽しみだな~」
いかがでしたか?
家にかわいい花を飾りたいけれど、どうしていいかわからないと思っていたら、この本『いけ雑草』を参考にしてお金をかけずに家にかわいい草花を飾ってみてくださいね。