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『皇室のボンボニエール』皇室の在り方を考えるきっかけになる本

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文:扇子 忠 (監修) / 阿部出版

発売日 :2019/4

 

この本のおすすめポイント

✔天皇家や旧宮家について知ることができる

✔アートとしてのボンボニエール

✔皇室の在り方について考えるきっかけに

 

 

 

『皇室のボンボニエール』

令和という新しい時代が到来

これから日本の皇室はどのように変わっていくのでしょうか?

 

ボンボニエールとは?

 

ボンボニエールとはフランス語からきた言葉で、ボンボンのような砂糖菓子をいれる容器のこと。

19世紀末から日本の皇室では誕生や、ご成年、ご成婚といった慶事の式典の記念品として制作され贈られてきました。これは現代も続いています。

 

宮中でしか見ることのできなかった、限られた人しかみることのできなかった、ボンボニエールが本『皇室のボンボニエール』ではなんと265点も紹介されています。

 

 

平成から令和に代わるときには、銀座「ミキモト」にて皇室のボンボニエールの展覧会もひらかれました。

 

工芸品としてみるボンボニエール

 

 

☝「鶴亀形」明治天皇大婚25年ご祝典 1894(明治27)

 

大半は銀製のものですが、木や竹に漆を塗ったもの、陶器でできたものもあります。

動物や植物、文物、乗り物などなど、形は多種多様に及びます。

 

写真をみるだけではどこが蓋になっているのかわからないものも(笑)

 

単純なかたちのものもあれば、細かな装飾がほどこされたものもあります。

日本の伝統工芸の技が光る芸術品としてみることもできます。

 

明治時代~昭和初期のボンボニエールは形や意匠にもこだわったものが多いのですが、残念ながら最近は、大量生産した型だしのもので、平凡な丸型のものが多くなってしまっているそうです。

 

ボンボニエールと「おしるし」

 

天皇家の人々はそれぞれに「おしるし」をもっていて、その「おしるし」がボンボニエールについているのも素敵です。

(旧宮家のボンボニエールには家紋がついています。)

「おしるし」についても、巻末の一覧表に書かれていました。

今上天皇は「梓」で、皇后さまは「ハマナス」です。

皇室の方々は、パンツとか靴下といった自分の持ち物にもこのマークがついているのかな(笑)?

 

天皇家・旧宮家の違い

 

このところ女性宮家を設立?などの問題をめぐってよく話題になる旧宮家。

 

「天皇家についてはまあわかるけれど、旧宮家ってなんなの?」と、旧宮家についてちんぷんかんぷんの人もこの本を読めばすっきりします。

巻末には家系図もついていますのでさらにわかりやすいですよ。

今後、旧宮家復活もあるのでしょうか?

 

ちなみに天皇家の人々って、だれがだれだかわかりますか?

私たちのよく知っているあの政治家、麻生さんの妹さんも天皇家に嫁いでいらっしゃいます。

お顔とくに口元がそっくりなのですぐにわかるはずですよ。

 

これからの皇室の在り方は?

 

恐れ多いことなのですが皇室という菊の紋章に隠れたベールの世界をのぞく一歩になる本でした。

 

普通に考えれば、ボンボニエールは皇室に支給される税金で製作されるのでしょうから、興味のある私たちがもっと気軽に鑑賞する機会を与えてもらってもよい気がします。

 

なんなら私たち国民に販売してもいいかも。

すごく売れそうです(笑)

 

ボンボニエール一つをとっても、私たちは、皇室がこれからどのように存在していくのかにもっと興味をもって考えていかなければならない時期にきている気がします。

 

今年2019年は令和元年ということで、とにかく皇室に注目が集まっています。

今まで皇室に対してあまり興味のなかった人も、テレビなどでいろいろな皇室情報を目にしたり耳にしたりしたのではないでしょうか。

 

2年前の皇室をめぐる婚約?騒動いらい、今まで雲の上の人で自分とは全く関係のない存在だった皇室の人々が、私たちの税金で生きている側面もあるということに気づかされた人も多いはず。

 

私たちの税金でお暮しになっているのだから、皇室って私たち国民次第なんですよね。

もし近い将来私たち国民が年金がもらえなくなるような状態になってしまったら私たち国民は皇室に税金をまわすのでしょうか?

 

まとめ 

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 茶箱

「ボンボニエールは素敵な工芸品。みる価値はあるよ」

ボンボニエールは日本を代表する工芸品・芸術品として世界中へ広がってほしいし、使い方次第で、外交のひとつの手段としてもっともっと活躍できそうなアイテムです。

 

もっと私たち国民にもなじみのあるものになってほしいなと思いました。

 

ボンボニエールの本から皇室について考えてみましたが、皇室の方々には日本が世界に誇れる皇室になってほしい、私たち国民の自慢になってほしいと思っています。