2024年1月6日更新
『ゴッホの地図帖 ヨーロッパをめぐる旅』
【著者等】ニーンケ・デーネカンプ (著), ルネ・ファン.ブレルク (著), タイオ・メーデンドルプ (著), 鮫島 圭代 (翻訳)
【出版社】講談社
【発売日】2016年
★アート好きな人
★ゴッホの人生と作品を時系列で見たい人
★20世紀初頭のヨーロッパの雰囲気を味わいたい人
ゴッホの人生におどろく
今やゴッホの作品は数億円クラスの名画
なのに、彼の人生は決して恵まれなかったものでは
なかったことにびっくりすします
ゴッホの人生と当時のヨーロッパの雰囲気を知ることができる
「ゴッホの人生と作品が並行して見られる本です」
ゴッホの人生知る
魅力①オールカラーの本
ゴッホの年齢(時代)ごとに、ゴッホが住んでいた場所、その当時描かれた作品を知ることができます。
ゴッホの人生はわずか37年で短かかったのですが、あちこちに住む場所(活動する場所)を移動をしていることや、その場所場所・時代時代でゴッホの絵が大きく変わっていることに驚きます。
こんな作品も描いていたんだと、有名なゴッホ作品からは大きく離れた作品に驚くはずです。
魅力②本の作りがとても丁寧で見やすい
サイズも大きすぎず重すぎず、持って読んでも苦になりません
かといって、中の紙は安っぽいわけではなく、しっかりした紙にきれいな印刷なので作品や写真もクリアにきれいに見ることができます。
魅力③本全体(内容)のデザインも見やすくおしゃれ
文字よりもイラスト写真が多いのでゴッホ初心者・アート初心者には読みやすいぴったりの本です
個人的には、ゴッホの引っ越し先ごとで住んでいた家のイラストがかわいいのがツボでした(笑)
ゴッホの自画像(自画像を多く描いたという)30枚ほどを時系列に並べたものも見ごたえあります
1886年パリから1888年アルルで描かれた30枚ほどの自画像をみると、ゴッホ作品の変遷や、ゴッホ自身の見た目の移り変わりが一気にみられます
魅力④弟テオとの関係を知る
ゴッホの人生を語るうえで欠かせない人といえば、弟のテオ
どこへ行っても、どの時代にもテオとの連絡は欠かせません。
テオに愛されたことがゴッホにとってはいろいろ恵まれなかった人生の中で、生きがいだったにちがいないと思えるほどです。
”弟テオなくしてゴッホは存在しなかった”
ゴッホの一部(ともいえる)テオの存在も知ることができます。
茶箱
おしゃれな本なので見ているだけでも楽しめました
アートの巨匠ゴッホについて知ることのできる素敵な本『ゴッホの地図帖』を読んでみてください