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中学・高校入試で出題された本を読む!小中学生におすすめ朝読書本探し

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【災害対策に活用できる】おすすめ本『重ね地図で読み解く大名屋敷の謎』江戸の町へタイムスリップ!

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おすすめポイント

 

● 地図マニアの人へ

 

● 散歩が好きな人へ

 

● 東京を愛している人へ

 

 

 

『重ね地図で読み解く大名屋敷の謎』

 

カラー版 重ね地図で読み解く大名屋敷の謎 (宝島社新書)

 

竹内正浩 著 / 宝島社新書

定価 :1080円(税込)

 

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 『重ね地図で読み解く大名屋敷の謎』

 

ここはどこ?

 

1860年代(開国して間もない頃、幕末)の

東京にタイムスリップ。

 

ちなみに、このPOPでつかっている古地図は麻布十番にある「麻布かりんと」のかりんとうが入っている袋なんです。

 

地震や水害対策にもなる

 

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東京に通学・通勤、住むようになってもうはや数十年。

 

もう小さなころから大地震がくるからその場合はどこに避難するのか、被災した場所によってお世話になる親せきの家、友達の家など、地下鉄の避難経路など、ずっと考えている気がします。

 

最近では水害も考えるようになり、地盤が緩い土地だけでなく地盤が低い土地も要チェックしています(笑)。

 

そんな私にとって、バイブルのような一冊の本をみつけました。

 

それがこの本『重ね地図で読み解く大名屋敷の謎』です。

 

『重ね地図で読み解く大名屋敷の謎』では、開国して間もない安政期(1860年代)の江戸を再現したものが、現代の東京の地図と重ねて見ることができるようになっています。

 

本のタイトルにあるように大名屋敷を表記するだけでなく、現代は見ることのできない(暗渠化されている)小さな川まで記載されていますし、当時の道も省くことなく記載されています。

 

現在は埋め立てられて、住宅地や商業地になっている場所が一目でわかり、台風の時に水害がニュースになる場所・土地が、江戸時代には水・川に関係した土地であることもわかり、なるほど~と納得できます。

 

東京を知り尽くす

 

『重ね地図で読み解く大名屋敷の謎』は東京を16のパートに分けています。(東京といっても現在の山手線の内側の地域です。)

 

1 江戸城跡

2 日比谷

3 虎ノ門・赤坂

4 紀尾井町

5 築地・汐留

6 愛宕山・増上寺

7 三田・麻布

8 泉岳寺・白金

9 青山・千駄ヶ谷

10 市ヶ谷・四谷

11 早稲田・牛込

12 護国寺・小石川

13 後楽園・水道橋

14 本郷・上野

15 駒込・六義園

16 浅草橋・両国

 

どの地域もお散歩コースとしてもおすすめ。

 

『重ね地図で読み解く大名屋敷の謎』には、各場所に現在も見ることのできる江戸の名残、石碑や公園、建物、寺などの写真もふんだんに載っています。

まるで実際に歩いているような気分になれるので、実際に東京を歩けなくても十分に楽しめますよ。

 

東京オリンピックに向けて再開発がすすむ東京。わずか150年前はまったく違う都市だったことに驚くはず。

 

この本を見ながら、リアルな現在の東京を歩きながら江戸に思いをはせることもできます。

「あの大きな公園、実はあの大名の屋敷だったんだ」と発見も多いはずです。

 

ちなみに大名屋敷の位置を知ることでどの大名が徳川家と近い存在だったのかを一目でわかりますよ。

学生時代に習った譜代大名、外様大名の違いが明らかにわかっておもしろいです。

 

もちろん写真や地図はオールカラーで、とても見やすいです。

 

浮世絵と地図が対比できる

 

広重の『名所江戸百景』の浮世絵もそれぞれの場所ごとのものが掲載されているので、アートファンにもうれしい本になっています。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

江戸を感じながら変わりゆく東京を見ることができる『重ね地図で読み解く大名屋敷の謎』を読んでみませんか?

地図を読むのって想像が膨らんで楽しいですよ。