好きでもない仕事にどう向き合ってみる? お悩み解決本:「校閲ガール」宮木あや子

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本を読んで(映画を見て)、あなたの悩みを解決してみませんか?

  

お悩み:仕事 興味のない仕事に向き合う

 

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自分のやりたい仕事ができるって幸せ♡だけど、実際は興味のない仕事をしている人の方が多いかもしれないよね。

   

 

せっかく入社した会社でバリバリ働こう!と意気込んでいたら、まったく興味のない部署に配属!?なんて、よくある話ですよね~。

 

さあて、どうやって、興味のない仕事に向き合います? 

 

 

お悩み解決本:「校閲ガール」宮木あや子

 

このお悩みに対して、読んでみてほしい1冊がこちらです。

 

 

好きでもない仕事ってやりがいを感じない。

 

ここは自分の居場所じゃない!!

 

たくさんの人がぶちあたる仕事の悩みにどう向きあうのか?

 

いやなことにも真剣に向きあってみよう。

 

タイトル・あらすじ:「校閲ガール」

 

宮木あやこ 著 / メディアファクトリー

 

 

かわいい女の子?が赤ペンを持っています。

 

主人公のおしゃれ女子悦子ですね。

 

「校閲ガール」は、2016年10月期に日本テレビのドラマで放送されました。

 

主人公の悦子を石原さとみさんが演じました。

 

地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子|日本テレビ

http://www.ntv.co.jp/jimisugo/

www.ntv.co.jp

 

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あらすじ

 

主人公はオシャレ大好き女子の悦子。

 

憧れの女性誌Lassyの編集部で編集者として働きたい!と、難関の出版社にせっかく入社したのに。

 

配属されたのは「校閲部」。

 

『プラダを着た悪魔』のような、オシャレで活気に溢れるオフィスで働くはずだったのに、そこは、ぜんぜんオシャレでもない、全体的にきのこの栽培所ぽい「校閲部」で働くことに・・・・・・。部長はエリンギに似ていた。

 

あはは!!笑えます。

 

でも、エリンギ部長は「成果を出せば希望の部署に転属できるし」と言うし。

 

その言葉を信じて真面目に仕事に取り組む悦子ですが。

 

気になったフレーズ:「校閲ガール」

 

本の中で出てきた素敵な言葉をピックアップします。

 

 

今井を含めた受付嬢たちに自分が陰で「オシャカワ(オシャレで可愛い、ではなく、オシャレしていても無駄で可哀想)と呼ばれていることを悦子は知っている。

 

  

悦子はけっして受付嬢にいじめられているわけではなく、(どちらかというと仲は良い)のだけど、それでも陰で言われてしまうくらい、悦子のファッションは完璧すぎるのだろう(笑)

 

嫌いじゃない、仲がわるいわけじゃないのに、なんとなく意地悪なこと言ってしまう女子特有?のありがちな状況。

 

仕事女子の世界にありがちなことを書いているところに、共感がもてます。

 

 

人はえてして自分を中心に物事を考える。藤岩のとっては藤岩の日常が常識であり、悦子にとっては悦子の基準が常識だ。互いの常識を超えてふたりで食べた夕飯は結構楽しかった。

 

 

これも女子の世界にありがち(笑)

 

ぜんぜん気が合わないと思っていたのに。

 

まったく違うことが、わりと自分の感性に響いてくる。

 

あ!!これって、仕事も同じ???

 

 

身なりが貧しくともお金がなくても、内面さえ美しければすべて許されるみたいな風潮を、悦子は昔から嘘だと思っている。

もし世の中のすべての人がその考えに則って生きているならば、ファッション雑誌も美容雑誌も存在しないし、そもそもその元となる服飾産業も美容産業もこの世に存在しなかっただろう。

 

 

「人は中身で勝負」という考えの人も実際にいることは確かですが、私は、見た目はすごく重要だと考える一人です。

 

見た目がきちんとしているだけで、お得なことってたくさんあるし、外見をしっかりすることで、中身もそれに合うように努力しようという気にもなるから。

 

結局は見た目で、人や仕事を判断されることは多いのが現実ですよね。

 

 

もし文章がヘタクソでも書かれていることが事実とは異なっていても、その内容が利益を生みさえすれば許されるとするならば、校閲なんて必要ないし、そもそも校閲という概念すら存在しなかっただろう。

 

 

校閲は、本を作るうえで「正義」を統一するために必要な作業。

 

誰もが、正しい情報、文章を読むために、ひとつひとつがきちんと判断されて、何度も何度も 多くの人の手を通して本が作られるための、大事な作業。

 

要は、文字の正義。

 

どんな仕事にも、「正義」が存在する。

 

 

見た目が整っていることは悦子にとって正義で、見た目を整えようと努力することも悦子にとって正義だ。分野を変えて、同じ正義が校閲に存在していたことに気づいた。

(中略)

ファッションに存在するルールは季節ごとに変わり、そのルールを学ぶためのもがファッション雑誌だ。文章に存在するルールも、媒体も筆者ごとに変わる。

ルールを学び、体現してゆく作業。

悦子にとって遥か彼方、というか別の宇宙に存在していたファッション雑誌と校閲が、今日、ごく細い糸でだが、つながった。

 

 

自分の「正義」(信念)を、どうも自分と合わない仕事に沿わせてみる。

 

無理やりにでも(笑)

 

興味のない仕事をモワモワした気持ちで取り組むのなら、自分の信念を、目の前の仕事にぶつけてみたら、発想の転換でなにか発見があるかも!!

 

まとめ・感想:「校閲ガール」

 

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悦子はわがままだ。

 

だけど、悦子は周りの人に恵まれている。

 

と、思う読者も多いだろう。

 

お仕事小説としては「仕事なんていいことだらけじゃない、もう、この仕事でいいじゃない」と悦子に突っ込みたくなる人も多いと思う。

 

私もその一人。

 

もし、社会人でない人がこの本を読んでいたら、会社って楽しいことだけじゃないし、一緒に働く人もいい人だらけじゃないことを知っておくのも必要かもしれませんね。

 

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 悦子のように、自分の思った通りに仕事につけないことも多いです。

 

いや、自分の仕事が好き♡なんていう人の方が珍しいくらい。

 

でも、仕事に正義(信念)をもって取り組んでみたら、なにか発見があるかもしれませんね。

 

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悦子の「オシャカワ(オシャレで可愛い、ではなく、オシャレしていても無駄で可哀想)」にも好感がもてます。

 

どの場所、どの仕事でも、自分は自分らしくいることに勇気がもてます。

 

自分がちょっと浮いた状況になっても、自分の好きなように生きる。

 

もちろん人に迷惑はかけないで、自分の価値観を押し付けないのも必要ですけれどね。

 

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この本は、物語としては、おもしろいし、校閲という今までちょっと地味な仕事に注目をしたことで、華やかな出版社の一角をみられて本好きとしては、楽しかったです。

 

たくさんの人を介して、一冊の本が作られる。

 

校閲も編集も、営業も、その本に関わるだれもが、その本を大事に愛して生み出していると思いたい。

 

そして、そんな本たちを大事に大事に読んでいきたいなと感じました。 

   

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目の前のことに真剣に向き合ってみたら、自分の好きなことと共通点があるかも。

 

読んでみて♡:お悩み解決本:「校閲ガール」宮木あや子

 

校閲ガール (角川文庫)

校閲ガール (角川文庫)