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映画「5時から7時の恋人カンケイ」感想 仏大統領から見えるフランスの恋愛事情 

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タイトル:「5時から7時の恋人カンケイ」

 

自分の想像を超えた恋愛に悩んでいる人へ。

 

自分が味わえないかもしれない年下男性との恋愛を味わいたい時に。

 

おすすめしたい映画です。

 

採点(お気に入り度)

 

40点(50点満点中)

 

感想

 

フランスの新しい大統領マクロン大統領の奥様ブリジット夫人が注目されています。最近、中年女子の私は友達と会うと必ず盛り上がるネタでもあります。

 

な~んと、年の差25歳で大統領の学生時代の恩師!が奥様なのです。

 

すごいドラマのような設定かと思う2人の関係に全世界がびっくりです。

 

素敵だな~と思う一方で、普通の日本人の観念をもった私からすると、なんだか現実的にありえないような不思議なご夫婦だな~とも思ってしまいます。

 

 

そんな時に見たこの映画は、フランス人の33歳女性アリエルとアメリカ人の24歳男性ブライアンの恋のお話です。

 

映画のタイトル「5時から7時の恋人カンケイ」とは、結婚して子供もいる女性が自由になれる時間の関係のことを表しているそうです。日本人としては、ちょっとピンとこないですけれどね(笑)

 

映画をみておもしろかったのは、それぞれの立場が違うと同じ事でもまったく違った印象を受けるのだなということです。

 

印象的だったのはグッゲンハイム美術館でエドワード・ホッパーの有名な絵『ナイトホークス』を見ての二人の絵の見方がまったく違ったことです。

 

フランス人の既婚者の彼女アリエルは絵の中の人物は全員死人だというのです。アメリカ人の独身男性ブライアンはびっくり!!

 

アメリカ人とフランス人の違い、男女の違い、独身と既婚者の違い、年齢の違いが二人の思うこと・感じることに違いを生みます。そのことが、逆に2人を惹きつけあったのではないかな~と思います。

 

恋愛に落ちる人生のタイミングって自分ではその時にわからないけれど、すごく大事なものなんだとしみじみ実感できました。

 

ラストシーン。

 

彼女アリエルが手袋をはずすシーンになんともいえず泣けてきます。

 

ちなみに、男性ブライアン役のアントン・イェルチンは2016年6月に急逝しています。それを知って見ると、胸がいっぱいになりました。ご冥福を祈ります。

 

気になったフレーズ

 

 

「こうあるべきという固定観念を捨ててみて そうすれば世界の美しさにおどろかされるはずよ」

 

 

 

「人生を違う視点で見るの。」

 

 

 

フランス人女性の言葉です。かっこいい~。

でも、それは本当に自分がきちんと足をつけて生きている現実なのか?ということも、しっかり見ておかないといけないなと感じます。

 

基本情報

 

制作年:2014年

制作国:アメリカ

原題:5 to 7