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将軍を体験 将軍家の内情をさぐる 本「徳川将軍家15代のカルテ」の読書

タイトル:「徳川将軍家十五代のカルテ」

徳川将軍家十五代のカルテ (新潮新書)

徳川将軍家十五代のカルテ (新潮新書)

 

採点(お気に入り度)

40点(50点満点中)

お気に入り

●15人の将軍の身長の一覧

●15人の将軍の死因の一覧

は、今まで興味を持ったこともなく、考えたこともなかったです。

タイトルでわかるように、作者の篠田さんはお医者さまなので、15人の健康状態から、それぞれの個性を引き出しているのも興味深かったです。歴史上の人物でありながらも、身近な存在にすら感じることができます。

教科書とは違い、15人全員に(影のうすい将軍や短命の将軍にも!)スポットを当てているのも、おもしろいです。

感想

本当に徳川家ってすごいな~と感動しました。

よく250年ちかくもの間、将軍職を守りとおしたものだ。と、ただただ驚きにあふれました。15人すべてが優れた名将軍なわけでもなく、障害のある将軍や幼児の将軍もいるのです。どちらかというと、優れていない人の方が多いぐらいです。(作者は「家康以後の将軍は2,3を除いて凡庸な人ばかり」と語っています。)

4代目あたりからはもう将軍というお飾りにしかならなかったようなので、政治には関係なかったから凡庸な人の方がよかったのかもしれませんね。

平和な現代に暮らす私すら、他の武将たちはよく反乱をおこさなかったな~、よくこんなんで長い間継承できたな~と思ってしまうぐらいですが・・・・・・。

そして、何が何でも、子どもをつくって世継ぎを残して生き延びていく。これが徳川家のやり方です。

どの将軍の時代にも共通しているのが、なんとしても世継ぎをという必死さです。

御三家(尾張・紀伊・水戸)と御三卿(一橋・田安・清水)といった、宗家に後継ぎがいなければここから、という余裕があったこと。正室以外にも健康的な側室が、がんばったことも世継ぎを残していくのには必要なことだったようです。

それにしても、15人誰一人として、「素敵な人生を送れてよかったね」と言ってあげられる人がいないことが悲しく感じました。(家康には「言えるかな~?」程度)

悩みやストレスの多い人生が可哀そうに思ってしまいました。

おススメしたい人・おススメのシチュエーション

☑平凡な生活がつまらないな~と思った時に。

☑教科書以外の徳川家を知りたい人に。