タイトル:「ハロルドが笑う その日まで」
採点(お気に入り度)
37点(50点満点中)
あらすじ
ノルウェーで長年、クオリティの高い家具を売ってきたハロルド。しかし、目の前にIKEAの北欧最大店舗がオープンし、ハロルドの店は閉店に追い込まれてしまいます。しかも、愛する妻まで失ってしまい・・・・・・。ここで、ハロルドの怒りがIKEA向けられ、IKEA創業者の誘拐を決意します。
感想
誘拐って犯罪だよね?!深刻な内容なんだけれども、笑える展開です
いい大人のおじいちゃんがハッスルするのは、おもしろくもあります。
ハロルドが若かったら、こんなにどこかユーモラスな温かい映画にはならないと思います。そして、ハロルドが、見た目は常識人で上品そうな優しそうな人なので、誘拐という発想を思いつき実行するクレージさのギャップが際立っています。
誘拐されたIKEAの創業者とおじいちゃん同士だんだん仲良く?なってくるのも笑えます。二人が裸で抱き合うことも(笑)!!
ふたりがああだこうだと仲良く?している間に、成功していると思われるIKEAの創業者のおじいちゃんにも実際はいろいろな悩みを抱えていることが、ハロルドはわかってきます。
なんでも、成功すれば(うまくいけば)問題が出てくる。この繰り返しなんです。
気になったフレーズ
「自分の家は高級志向かよ」
IKEAの創業者の家の家具は高級家具だった!!彼が売っているのはリーズナブルな家具なのに。
IKEAの家具で何回か失敗している私は、実際はそんなもんなんだろうな~と感じてしまいました。デザインはいいんですけれどね。どうも、しっくりこない商品が多い気がします。(扉がぴっちりしまらないとか。)
私も、このIKEAの創業者の家に行ったらそんな風に思ってしまいそう。
おススメしたい人・おススメシチュエーション
☑なんだかムシャクシャした日が続いた時に。
☑北欧家具の好きな人へ。
まとめ:おすすめポイント
誘拐という犯罪的な行動、深刻な問題を、笑いながら見ていられる映画です。
しかも、明日からまたがんばろうと思える映画なんです。
映画の本題ではないのですが、ノルウェーは福祉国家として有名ですが、ハロルドが痴呆気味の妻を施設に入れることに悩むシーンがあり、介護は、お金や施設だけでは片づけられない人間としての問題もあるのだな~と感じました。
基本情報
制作年:2014年
制作国:ノルウェー
原題:Her er Harold