人との出会いを大切にしたい 読書「リーチ先生」の感想

タイトル:「リーチ先生」

リーチ先生

リーチ先生

 

 採点(お気に入り度)

40点(50点満点中)

お気に入りフレーズ

「個性的」

「誰にも似ていない、ということだよ。そして、自分自身の表現に自信を持つことだ。・・・・・・そうだな、言い換えるなら、誰にも似ていないことにこそ、誇りをもつということだ。」 

ヨーロッパの印象派のモネの絵を見ながら、明治時代の芸術家の仲間「白樺派」が集まって、新しいこれからの芸術について語りあう場面ででてくる言葉です。

「個性」とは何としても見つけようとするものではないと思うのです。なんでも試してみて、自分という表現を身につけていくことが「個性」につながり、それが積み重なってその人の「個性」つまりは「人生」になっていくと感じます。

感想

千葉県我孫子駅前にある石碑です。彼らが「白樺派」の面々です。

こんな風にみんなが揃っている写真をみると、物語に自分も入り込んでしまいます。

物語はタイトルどおりイギリス人の陶芸家バーナード・リーチを先生と仰ぐ若き陶芸家(の卵)亀ちゃんを中心に語られた作品になっています。

私的には「亀ちゃんの青春日記」のような感じです。

亀ちゃんとリーチ先生との関係には、愛情があふれていてほのぼのさせてくれます。師弟関係でもあり、兄弟のような関係にも見えてきます。

明治時代の著名な芸術家が出てくるのも、リアルティあふれて当時の若い芸術家たちのあふれる活気がみえておもしろいです。

舞台は上野(東京)、我孫子(千葉県)、イギリスと リーチの陶芸とともに移っていきます。これも、物語を飽きさせません。

誰もが生きているなかで、さまざまな人やモノ、考え方と出会います。それが人生や考え方を変えてしまうことがあります。私にもきっと、これから新しく出会うだろう人やモノ、考え方があると思うのです。それをおもしろく感じ、それに順応できる自分でありたいです。

おススメしたい人・おススメのシチュエーション

☑人との出会いを大事にしたいと思う人へ。

☑陶芸に興味のある人へ。

☑民藝に興味のある人へ。

☑人生がマンネリだと感じた時に。

茶箱のおススメポイント

①豪華な登場人物。柳宗悦、富本憲吉、濱田庄司河井寛次郎志賀直哉岸田劉生武者小路実篤といった人たちがリアルに感じられること。

②「民藝」という考えが生まれた背景がわかること。