「世界一キライなあなたに」
思い通りにならないことが続いている人へ。
新しい自分の人生を始めたい人へ。
思いっきり泣きたい時に。
ぜひぜひ、みてほしい映画を紹介します。
採点(お気に入り度)
45点(50点満点中)
鑑賞後の感想
やばい作品でした。
ラブコメ系の映画だと思い、ちょっとした空き時間にさらっと見ようと思ったのに最後まで釘づけになってしまいました。
しかも、その後も余韻がひどく残り疲れてしまい、お風呂に入ってさっさと寝てしまいました。いろいろなことを考えるのが怖かったし、考える余裕がないほどに映画を見て泣き疲れましたのだと思います。
この映画では、不自由な体になった男性が安楽死を選ぶかどうかということがテーマになっています。
この映画を見て、日本でも少し前に週刊誌で騒がれていた「橋田壽賀子さんの終活 安楽死したい。」といったような話しを読んだのを思い出しました。
自分の最後について考えることは、生きている以上、世界中の人間のだれもが避けられないことなのかもしれないな~と痛感します。
私はだったら安楽死を望みたいと思う一方で、それを望むのも怖い気がします。さらに、愛する人がそれを望んだ時にうけいれられるのかどうだろうかと悩みます。
答えは今の状況では出せませんが、いつか考えるときがくるのかもしれないなと思います。
気になったフレーズ
「外へ出て主張しないと 妖精の靴をみせてやれ」
体が不自由なウィルが、おしゃれが好きなルーに対して言う言葉。
生まれ育った家族と町を離れて、自分の好きな生き方をしてみろ!と勧めているのです。
これは物語を通してウィルがルーにずっと勧めることです。
体が自由な頃のウィルが人生を思いっきり楽しんだこと、今の自分は外に出られないからこそ、愛するルーには思いっきり人生を楽しんでほしいと思うことが彼の愛情なんです。
おすすめポイント
●映画の重いテーマとは別に、主役の女の子ルーの衣装がかわいすぎる。
(彼女の性格もかわいい)
●家族がそれぞれを思う気持ちが、あたたかい。
●ルーの(元?)彼氏、彼ウィルの元カノのゴットマザー(名づけ親)などの、わき役が面白い。
基本情報
制作年:2016年
制作国:アメリカ
原題:Me Before You